「ただの美容好き」だからこそできる仕事がある。

新しい美容業界の働き方
「ただの美容好き」に、美容を伝える資格はないんじゃないか?
このようなご相談を多くいただきます。
私もめちゃくちゃ気持ちがわかるんですけど、何か新しい分野に飛び込むときは、何らかの資格を取得して自信をつけるってこともやってきました。
そのおかげで前に進めたこともありますが、資格は自分を「何者か」に変えてくれるわけではありません。
わかってはいるけど、自分の行動に対し、何かしらの根拠を得たかったんだと思います。
そんなふうに、背伸びしながら生きてきた20代。
百貨店の美容部員として入社したばかりだった私は、売上トップクラスの上司に言われたことがあります。
「まだ売り場を見慣れていないあなたは、会社の中で一番お客様の視点で売り場を見ることができるの。だから、分かりにくいところや気になったことを、私たちに教えてほしい。」
私は、早く先輩方のようにプロの美容部員にならなければ!
と思っていたのですが、「今の自分だからこそできる仕事があるんだ」と気づき、売り場のポップや陳列をお客様目線で考えるようになったのです。
あれから、何か新しく物事を始めるときは「今の自分にできることはなんだ?」と、背伸びをせずに考えられるようになりました。
新しいことを始めるときは、初心者の気持ちを一番理解しているのは自分です。
そして、その気持ちはプロになると思い出せなくなってきます。
それって、すごい強みじゃないですか?
プロよりできることは、絶対あるんだもの。
実績は、どうせ後からついてきます。
だから、今しかない視点をもっと活かしてほしいなと思っています。
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