強みが「努力できること」の落とし穴

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こんにちは!中村菜月です🌸

キャリアチェンジのサポートの中で「自分の強み」を整理する時間があります。
先日、その中で「努力できる」と書かれていた方がいらっしゃいました。

ただ、その方は少し困ったように
「努力という強みは、あまり活かしたくないかもしれません」とおっしゃったんです。

理由を伺うと、大学は卒業したものの留年したり、資格取得に時間がかかったり…と、苦労された経験があったそうで。

これまでの経験を振り返ると、英検や漢検も取得されていたので「これも努力されたんですか?」と聞くと、「それは努力してないですね。興味があって勉強したので、充実してました」と返ってきたんです。

つまり、同じ「勉強」でも
・努力したと感じるもの
・努力してないと感じるもの
があるようです。

そこで私は「〇〇さんにとって、努力ってなんですか?」と聞くと
「え!?」と驚かれて、少し考え込まれていました。

整理していくと、その方にとっての「努力」は
「やりたくないけど、親や周りに言われたから頑張ったこと」
でした。

逆に「やりたくてやったこと」は、無理していないから努力ではない、とのこと。

でも私はこれまでのセッションを通して気づいたんです。
無理していなくても、その方はちゃんと結果を出していたんですよね。

そこで私はお伝えしました。
「無理して頑張ったことだけが努力じゃないですよ。
好きで夢中になって取り組んだことも立派な強みです」

そして最後に、こんな質問をしました。
「では、これからはどんな努力をしたいですか?」

するとその方は、少し笑顔になって答えてくれました。
「好きなことに夢中になりたいです」

努力って、必ずしも“歯を食いしばって頑張ること”だけではありません。
心からやりたいと思って、自然と時間をかけてしまうことも立派な努力ですし、それは成果につながります。

キャリアチェンジでは、この「夢中になれる領域」を知ることがとても大切。
もし今、「努力が苦しい」と感じているなら、無理しているサインかもしれません。
あなたが自然と続けられること、時間を忘れるくらい没頭できることは何ですか?

一度整理してみるのをおすすめします✨

 

 

中村 菜月

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中村菜月(なかむら なつき) 小2・年長・2歳の3児ママ/長野県長野市在住 20〜30代女性に向けて、価値観や強みを整理しながら “私らしいキャリア”を描く...

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