美容と心理を掛け合わせるワケ
今日は、私が美容だけではなく心理面を重要視した理由について。
私は自分の事が好きになれなかった理由から高校生デビューしたタイプの人です。毎日2時間近くかけてSEVENTEENから学んだヘアメイクで学校行ってました。メイクする元気がない日は学校を休んでいた程、素肌をさらすのは恥ずかしい事でした。
でもメイクのおかげで自分に自信がついたので、もっとメイクの可能性の知るためにメイクアップ学科がある新潟の美容専門学校へ行きました。
この時までは〈美容=コンプレックスを隠すもの〉でしたが、学校では自分の素材を活かすことを教わりました。
「素材」を知るためには「顔分析」という顔のパーツを分析して自分の顔のタイプを知り、メイクをする。という授業から美容部員としても活かしていましたが、何よりお客様がキレイに映る瞬間って「ありがとー!」って満足して笑顔で帰っていかれる姿でした。
私はその姿を見ることが1番の美容の仕事のやり甲斐でした。
ある時ひとりのお母様が湿疹が治らないとご来店されました。肌荒れが急に酷くなったことから何点か質問させていただき、その中で息子さんが亡くなられてから症状が出始めた事を話して下さいました。
私はただただ話を聴かせて頂くことしか出来ず、肌に優しいボディシャンプーと洗い方をお伝えして帰られたのですが、数日後そのお母様から私宛にお手紙が届いたのです。
「ストレスが影響していた事が分かり今は洗い方を実践し湿疹も治まってきました。話を聞いてくれてありがとうございました。」
もっと美容だけではなく、お客様に寄り添える美容部員にならないとなぁ。そんなことを思っていたある時、多忙により自分がパニック障害を引き起こしてしまいました。
その頃の私は目に力もなく、表情もなく、顔中に湿疹が出来て売り場に立ってもよいのか迷うほど美容にかけ離れた人になっていて。
とりあえず休みましたとさ。笑
話が長くなりましたが、顔には心が全て現れます。ストレスも、自信のなさも、苦しみも、苛立ちも。
それは周りの人へすぐさま感染します。
下手したらコロナより強い感染力です。
だから、見た目だけをキレイにしても、隠すメイクをしても、誰も幸せになれないし本当の美しさではないと思うんです。
自分の魅力を最大限に引き出すには心の状態は切り離せない。
それが心理と美容を組み合わせた理由です。
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