どこで学び直す?女性がリスキリングを始めるタイミング
「育休・産休の期間にリスキリング(学び直し)を支援できればキャリアアップにつながる」という発言により岸田元総理が炎上したことが今でも「?」となってるナカムラです。
今回、改めて「いつリスキリングを行うのが良いのか?」を経験や相談内容をもとに考えてみました。
若い世代のリスキリングへの意識
キャリア相談をしていると、最近の新卒の方々は将来をしっかり見据えた人生設計をしている印象があります。この会社でどんなスキルが身につくのか?業界の成長や自分の将来の姿についてもよく考えています。こうした姿勢からも、新卒の時点ですでにリスキリングに対する意識があるのだと感じます。
20代半ば〜30歳頃のキャリアチェンジ
20代半ばから30歳頃になると、働き方や将来の具体的なイメージが見えてくる方が増えてきます。結婚や子育て、地元への帰郷、在宅ワークの希望など、人生の大きな決断が視野に入ってくる時期です。この時期には、自分の理想の生き方を目指してキャリアチェンジをする方も多いです。
育休・産休の時期のリスキリング
そして、出産をした後にリスキリングを考える方もいます。私自身、29歳で1人目を産み、31歳で2人目、34歳で3人目を出産し、現在36歳です。私がリスキリングを始めたのは、1人目を妊娠している29歳のときでした。
当時、美容業界に勤めながら働きづらさを感じており、「このタイミングしかない」と思ってキャリアチェンジを決意しました。3人目が保育園に入り36歳となり、今では時間を取って学ぶことができています。現在も試験に挑戦していますが、それができるのは、29歳の私が「リスキリング」を選び、収入面や時間の確保ができているからです。
未来の自分のためのリスキリング
今学んでいる理由は、将来、90歳までの自分が楽しむためのキャリアづくりのためです。だからこそ、育休・産休の期間にリスキリングを支援するという考え方に対して、批判的な言葉を向けるのは少しもったいない気がします。
もちろん、育休・産休は朝も夜も休める期間ではありません。ですが、その後も子育てと仕事に追われ休むヒマはないかもしれません。だからこそ、いつ立ち上がるかは自分で決めるしかないのです。現状を変えたいと思うのであれば、さまざまな支援を活用し、周りを頼って一歩ずつ取り組んでみることをおすすめします。
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